猫の尿路結石の原因と予防 薬・療法食フードで完治した経験から

猫の尿路結石の原因と予防 薬・療法食フードで完治した経験から

猫の尿路結石(尿結石)とは?予防のはなし

記事の目的とわが家のマンチカンの罹患

このサイトのタイトルの由来になっているうちの守り神さま。シニア(10歳)マンチカンのこにゃが以前罹っていた病気について。1歳のとき、オス猫に多いといわれる「尿路結石」(以下「尿結石」といいます。)になってしまい、そこから7歳まで、約6年間闘病生活を続けました。おしっこのとき、とても辛そうでした。猫と暮らしてる方に、なにかお役に立てる話ができればと思います!

猫も人も激痛に苦しむ尿結石

まず、猫にとって尿結石というのは、とても一般的で代表的な病気です。

おしっこが体外に出るときに必ず通る尿路という器官に、「石」ができてしまう病気です!これに患ると、おしっこが出るときに、とんでもない激痛になるという病気です。ひどくなると、器官を傷つけてしまい出血を伴うのです。

路結石とは、尿管、尿道、膀胱での結晶や結石が生じる病気で膀胱や尿道を傷つけたり詰まらせたりします。人間でも、時に患われる方は、そんなにめずらしいことではないです。

そして、ご存じの方もいると思いますが、人が罹ってもとんでもなく激痛なのだそうです。猫は、身体も小さいし子供みたいなものだから、すごく辛くて苦しいだろうと想像すると、わたしもめちゃくちゃ辛く悲しくなります。
うちのマンチカンちゃんは、1歳でかかってしまったのです。人間でいうと15歳くらい?思春期で多感な時期。切ない!

尿結石になる理由:原因から対策を知る。

結石の正体

「結石」というのは名前のとおり「石」です。これは、人も同様におしっこの中に含まれるミネラル物質が、固まってできます。お外のお手洗いが、汚れていたりするとなんか汚く固まってる風になっているのが、それです。その「石」っぽい固まりが、おしっこの通り道にできると、尿結石ということになります。

その原因物質は、有名なことですが、マグネシウム、カルシウム、リン、シュウ酸などのミネラル分です。なんか、一見ミネラル天然水とか、ヨーロッパのお水みたいに健康によさそうな響きに感じます。でも!猫にとっては天敵!一大事です!

※マグネシウムなどは、原子の名前。

※結石になると分子の固まりとして名前を呼ばれます。具体的な名前は、ストラバイト結石、シュウ酸カルシウム結石、尿酸塩、シリカ、シスチン、キサンチン結石などがあります。

https://www.kao.co.jp/cat-health/disease/urolithiasis/

猫が飲むお水と、尿結石の関係について知ってる範囲内のことを、お話します。

猫の尿結石の対策には水が重要と言われるけどホント!? 病気と水との関係について。

尿結石は人と暮らした猫の生活習慣病:自然界の猫と比較

自然界の猫は、森林などで狩りをして生活して進化してきました。獲物に自分の存在を知らせないよう、排泄物を上手に隠すことは、猫にとって死活問題。だから、猫は排泄物を上手に隠すのが本能的に身についています。それと同時に、ハンターとして、少量のエネルギーだけで、瞬発的に爆発的な動作を発揮できる身体の習慣をみにつけています。

それは、元来的に、乾燥に比較的強く、多量の水を飲まないし、飲んでも頻繁に尿をしません。自然界の猫は、狩りで獲た獲物を通じて水分などを摂ったり、日本では一般的な軟質のミネラルの少ない水を飲んで生活しています。

ところが、人と一緒に暮らす猫は、ドライフードのように水分が少なく、栄養価が大変高い食事を頻繁に摂取できます。猫が進化のなかで習慣としてきた体質から考えると、人との暮らしによって、ちょっとよくない変化が生じました。

人から得られる高い栄養分を消化して、あるいは、排泄物を生成するために、臓器を稼働させる水分が大量に消費されます。自然界の猫に比べて、大量に水を飲む必要があります。飲ませなくちゃいけない?感じです。

・肥満や食べすぎ高カロリーは、猫の体内の水分を失わせることに繋がる。

・猫の尿結石を予防するためにはミネラルが「少ない」水を選ぶべき!!!

なのですが、ご承知のように、日本のお水は元来、自然界では軟水(ミネラルが少なく、猫にとって良い。)が一般的です。おや、一見すると日本のお水は猫の尿結石の予防によさそうにみえます。

でも、実際どうなのでしょう??

ここで、一度軟水の定義を確認します。軟水とは、WHO(世界保健機関)によると、硬度120mg/L以下が軟水、120mg/L以上が硬水なのだそうです。

日本の水道水は、尿結石を予防できる軟水(ミネラル少ない)ではないのか??

なんか数字いわれてもよくわかりません。百聞は体感に如かず!

↓これは、富士山の天然水。ミネラル豊富な硬質です!現代人には大切でも、猫には不要ぎみ・・・。

↓それで、こちらが外国に多い軟水。まろやかでやわらか。肌に優しく、消化器官の未発達な赤ちゃんのお腹にも優しい!!!

※ちなみに、上のリンクは見ておわかりのように、本数が多めのセットなので、試し飲みでしたら、コンビニとかスーパーで1本づつ買って飲み比べてみることをお勧めいたします!

科学で検証!日本の水道水、じつは硬水(ミネラル多く尿結石なりやすい)に近い!?

病気を避ける水質と心がけ

本題に戻ります。猫の尿結石の予防に必要なのは、ミネラルが少ない水!水道水は、どうでしょうか???

せっかく日本は軟水大国。だけど!人がおうちで使う水道水には、消毒殺菌などのために、残念ながら一定の量のミネラルが含まれることがある。この傾向は、都市部に近いほど顕著。

詳しくは、↓こちらのサイト!

https://www.kuritac.co.jp/column/map.html

たとえば、関東では比較的水がきれいといわれる横須賀においても、全硬度50~70mg/L未満。シリカ20mg/L以上だそうです。ほかの地域に比べると、はるかにシリカ(結石の原因物質)の量が多い!水道水漏れとかしてたりすると、蛇口のまわりに白いの固いのついてたりします。ちょっと心配です。

 

元来の猫の性質は、本能的なハンター。そのため、爆発的な瞬間のエネルギーを発揮するために、寝ていたり休んでいることが一日の大半を占めてます。だから、非常に身体に水分を溜めているようでいて、そうではない。休むためには、臓器の働きが重要で、けっこう水分を消費します。しかも、尿の頻度が、元来性質上、少ない頻度なので、腎臓にとても多くのおしっこ成分が濃縮されます。

結石が作られる原因物質を多く含む水が、ちょっとくらい、尿路のひとつといわれる腎臓と膀胱で作られても、尿と共に流れていけば問題はないはず。

だけど、たくさん栄養価の高いお食事をする猫ちゃんそして、食べて寝る時間の多い猫ちゃん。お水をそんなに飲まなかったり、なぜか天然ミネラル水をたくさんのんで、お手洗いにたくさんいかない猫ちゃんは、尿結石の原因をたくさん引き寄せていることになるわけです。

水道水を軟水に変えることはとても難しい。装置はとても高価。それならせめて、結石の原因物質を排出できる生活習慣を身につける!たくさん水を飲んで尿を出す。肥満も間接的な原因になるので、肥満解消!

本記事、ここまでの引用と参照は、↓こちらのサイト様。花王さんです!ありがとうございます!

www.kao.co.jp

闘病生活は、とても長く辛いものでした。つづいて闘病生活のこと。

尿結石の兆候と対策、治るまで。

尿結石の兆候。尿の色・変化を見逃さないで!

もう9年も前のことを話します。

ある日突然、マンチカンちゃんのトイレが赤っぽくなってた。

(え?なにこれ?何か赤いもの食べたっけ?人間の食事出しっぱなしにて食べちゃったのかな?)

というのんきな感想。

今思えば、猫の病気に対する甘い認識。

人間なら大丈夫とかいう根拠のない認識が元凶!!!

 

マンチカンのこにゃさまは、とても元気で食いしん坊です。まるで、全く病気の予兆というか、様子が感じられませんでした。とはいっても、それは一見した端的な見た目のはなし。そういう、見た目だけの表面だけを見て、いつも甘く考えてたわたしは、はじめ、血尿を見ても血尿だと思わなかったのです・・・なんて、悪・・・。

当時の病院が薦めてくださった治療

さすがに、よく見て血だとわかったわたしは、すぐタクシーで病院に連れていきました。もちろん、すぐに結果が。

「尿路結石」。尿路結石の中でも「ストルバイト」というものでした。顕微鏡で拡大したものを大きい画面で見せてもらったところ四角い結晶がありました。・・・おしっこするとき、すごく痛かったはず・・・涙がとまりません・・・

そこからは、1カ月に1回、多いときは2週間に1回の病院通い。

尿結石を治すためにしたこと

①病院でもらったお薬を毎日飲みます

②病院に行った次の日からフードを尿結石用の療食に切り替えました。

③お水をたくさん飲んで、こにゃさまにおしっこをたくさんしてもらいます

月に2回、病院にいって、おしっこ検査をします。

尿結石の治療のため通院した期間

検査にパスすると、次は1ケ月後。ひっかかると2週間後に行きます。

毎回、ハラハラします。神様、仏さまにお祈りしてから行きます。

お薬はだいたい1年間ぐらい飲みました。(こにゃ、がんばったね)

その後は、尿結石の原因となる食事として、ミネラルバランスがよく、適切なおしっこのPHをコントロールできる療食フードのみになりました。

尿結石の治療に必然となる食事療法

病院でおススメされたのが、「ロイヤルカナン phコントロール」でした。

これは、食事の栄養価としては大変栄養があるんですが、強制的に尿のアルカリ濃度を下げて結石を作らないようにします。生活習慣を改善して、身体の機能を正常に働かせようという習慣作りの治療です。

こちらのフードは、いくつかラインナップがあります。

一番効果が高いのはphコントロール0みたいです。ただカロリーが高いので、適切な食事量を守ることも大切です。うちのマンチカンちゃんの場合PHコントロール0から始め、最終的にはライトになりました。

お悩みの方は、ぜひ病院の先生と相談して、その子の症状に1番適切なものをあげるのがいいと思います。

大変効果が高い分、副次的な別の作用もたぶん大きいように思うので、ご自身だけで判断されるよりも、病院にご相談されるのが、よいと思います。

うちのマンチカンちゃんの場合、療食フード自体は7歳まで続けました。あと、1年間のお薬治療後、だいたい2、3カ月に1回、おしっこ検査をしに病院にいってました。全く検査にひっかからなくなったのは、5歳くらいからだと思います。このころから、phコントロールライトにしてみましょうと先生から言われました。

とにかく時間がめちゃくちゃ長くかかる大変な病気です!!!

 

ロイヤルカナン 療法食 pHコントロール ライト ドライ 猫用 4kg

ロイヤルカナン 療法食 pHコントロール ライト ドライ 猫用 4kg

そして、その後も2年ぐらい何事もなく、お食事自体をふつうのお猫さまのお食事にしてもいいですよと言われ、「尿路結石 ストルバイト」との間で、一区切りつきました。

おわりに:闘病生活を終えて心がけていること。食事と水!

こにゃが病気になってから、そして治ってからもずっと気を付けていることは、もちろん、たくさんお水をのんでもらうこと!

水分の飲む量が少ないと、おしっこが凝縮され、結石ができやすくなります。たくさん飲めば、その分薄まって、おしっこの回数も増え、結石ができづらくなります!!!

⇩別の記事では、猫がもっとも水を飲みやすい容器(ウォーターボウル)の紹介をしています!これまで、試行錯誤を重ねた結果5つの容器があって、どれが一番よさそうかなど勝手なランキングにしてしまっています。興味ある方は、ぜひご参照ください。

https://www.sumeragineko.tokyo/?p=65

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