猫の夏バテ対策グッズを検証・実践

猫の夏バテ対策グッズを検証・実践

はじめに

猫の平均体温は、38.6度です。元来、猫はヒトより暑さに弱いことがわかります。獣医師先生によると、猫の適温は、夏は約26~28度、冬は約20~23度が良いのだそうです(なお、湿度は、約40~60%が最良とのこと)。猫が自力で体温を保つためには、二つの生理機能がありますが、近年の夏の猛暑に対応するには少々心配です。

猫の夏・冬の体温調整

猫が自力で体温を保つためには、二つの生理機能がありますが、近年の夏の猛暑に対応するには少々心配です。

1つ目の体温調整機能:毛質の変化・換毛による体温調整

夏と冬で適温が異なる理由は、猫には換毛期という被毛の入れ替わり時期があり、猫自身によって、ある程度ですが、季節変化に対応した被毛によって恒常性が保とうとした結果だそうです。猫の毛は、おおむね3月と11月に入れ替わります。猫の夏の毛は、上毛(オーバーコート)といって、1本1本の密度が少なく、固めでさっぱりした毛質です。

2つ目の機能:体内の余分な熱を汗に移して排出

猫の発汗・熱の排出は、猫の肉球にある汗腺という器官から、体内の余分な熱を汗(水分)に溶け込ませて、これを出します。これは、体温を調整する生理機能です。とはいえ、ヒトも同じですが汗を出すことは身体に負担がかかります。

猫も人も快適な温度環境は同じ

繰り返しますが、獣医師先生によると、猫の適温は、夏は約26~28度、冬は約20~23度です。上記の猫が本来持っている体温調整機能とあわせても、結局は、人と同じような温度環境が必要になります。よく、間違われるのは、「猫は寒がり」または、「猫は毛皮をまとっているから温かいはず」逆に「猫は毛皮をまとっているから暑がり」などのうわさがあります。しかしながら、上に書いたように、猫は人とほぼ同様の温度環境を快適に感じます。歴史をみると、猫は約9,500年前(新生代第四紀完新世)から人とともに生活してきました。人と同じ環境に適応してきたので、人と同じ気温が快適だというのは、うなづけます。

最適な夏バテ対策グッズはどれか?

猫は、現代の酷暑の下において、夏バテが危険であるのは、人と同じことです。いうまでもなく、夏と冬の違いは、冬は隠れると温かさを保つことがある程度可能になるけれど、夏は逆で、相応に熱を逃がせるような、熱伝導の高い金属・石に囲まれた奥まった場所にいかないと、夏の暑さを乗り越えられません。普通の室内猫は、室内の環境を考えると、人もそうであるように、エアコンや何らかの対策グッズが必要になります。

夏に販売される夏バテ対策グッズ

近年の猫ブームの影響のおかげで、他面、夏の酷暑・猛暑のせいで、夏バテ対策グッズが数多発売されています。まったくどれがいいのかよくわかりません。最近では、中国由来の商人の人が、大規模なアマゾンの嘘レビューで販売数を不当に増減させているそうです。宣伝戦略?として、アマゾンの商品を不当に良い評価をしたり、不当に酷評するような、ある種の間接的な通謀・詐欺的な感じことをする大勢のアルバイトを国際的に雇っているそうです(2019年11月19日 NHKニュース)。

猫グッズ選びのむずかしさ

ホームセンターやペットショップなどでも夏が近づくと売り出しています。しかし、一見して、どれがいいのかよくわかりません。他方、たとえ高機能であったとしても、猫というのは、人と同じように好みというものがあり、猫グッズは、多くの場合、使ってみないと使うのか使わないのか、わからないことがほとんどです。実際に、わが家のシニアマンチカン(名前は「こにゃ」といいます。)は、おやつや食事に関していえば、何を与えても必ず喜ぶ一方で、猫ベッドなどのグッズ系は、何度も購入していますが、好き嫌いがあり、使うか否かはいつも賭けです。したがって、夏バテ対策グッズを購入する時もかなり悩みます。口コミの情報を調べてみると、こうした事情は、どのご家庭の猫も、同じような傾向があると認識しています。

検証する夏バテ対策グッズ

今回は、試行錯誤して購入した夏バテ対策グッズと猫ちゃんたちの反応を紹介します。

1.大理石

⇩下にアマゾンへのリンクを貼った商品は、大理石を用いた夏バテ対策グッズの一例を紹介するものです。一例というのは、わが家が使用している商品を探したのですが、現在取り扱いがないようで、同じ商品を探すことができませんでした。したがって、下にリンクを貼っている商品を実際に使ったのではないため、これがいいと言い切ることは、できません。しかし、材質が「大理石」という天然石であることを考えると、どの商品であっても同等の効果があると考えます。石は、薬や人工素材と違って、溶岩の冷却と沈殿によって形成されるので、見た目に違いはあっても、熱伝導率には、決して大きな変化はないと考えるからです。

実際に、ペット用として色んなメーカーさんからたくさん売られています。ぜひとも、いろいろご査収くださるとよいと思います。

2.マルカンのウォッシャブルマットレス

この商品の魅力は、汚してしまっても、すぐ洗えることから、夏バテ対策以外の用途として、とても汎用性が高いことです。

 

3.猫鍋(アルミ)

カインズ製のアルミ材質で作られた猫鍋です。

4.クールジェルマット

比較検証:最適な夏バテ対策グッズはどれか?

検証の方法

今日は、まだ子猫(10カ月)のラグドール(名前は「ソフィー」ちゃん)に、どれが一番好んで使用できるか、試してもらいました⇩下の動画でご確認ください。なお、環境は、場所は神奈川県横須賀市、外気温の実測は37度、室内温度はエアコンなしで31度、時期は8月11日。

検証の方法は、常時エアコン環境下、室内温度25度ですごしているラグドール(「ソフィー」ちゃん)と、わたしが一緒に、エアコン室外の玄関(気温31度)に一緒に行きました。そして、そこに並べた夏バテ対策グッズのうち、ラグドール(ソフィーちゃん)は、どの夏バテ対策グッズを使用するのか、検証するという方法です。

検証の結果:最適な夏バテ対策グッズ

実際に、検証している動画を、下に埋め込みました。このまま、再生できるのでご確認ください。


[猫](夏)暑さ対策グッズは、どれが最適か?ためしてみた

 結果は、最適な夏バテ対策グッズは、大理石でした。

日ごと、あるいは、気温の変化によって、使いわけているようではあります。しかし、たしかに実際上、日々の生活のなかで、一番よく使っているのは、大理石です。わたしは、専業主婦のため、猫が常時、近くにいるため、実際に見ていることが可能なので、経験則として、大理石が一番猫がよく使うと言い切ることができます。

この結果は、ラグドールだけでなく、シニアのマンチカン(名前は「こにゃ」)も同じ結果です。ほかの夏バテ対策グッズに関しても、一番最適なのは大理石で、二番目がジェルマットでした。

他の2つのアルミ製の猫鍋と、クールジェルマットに関しては、ほとんど使うことがありません。かといって、夏バテ対策グッズとして、無効ということではなく、あくまでも、上記の有効なグッズが横に並んでいるので、あえてより効果の薄いアルミ製猫鍋とクールジェルマットは使わないということだと考えられます。

実際に、下の画像は、マンチカン(名前は「こにゃ」)がクールジェルマットを使うことも、しばしばあります。気温がちょうどよくなってくる(若干涼しくなってきて、大理石では寒いくらいになる)頃には、クールジェルマットを使用します。ウォッシャブルマットレスに関しては、ラグドールのソフィーが使っているのをよくみます。

一番使うと予想していた猫鍋は一度も使用しなかった。

夏バテ対策グッズの猫鍋の材質に注意

猫は、根本的に金属的なものが苦手というか嫌いです。

猫行動専門家で、数々の猫にまつわるトラブルを解決してきたアメリカのジャクソン・ギャラクシー氏によると、猫のトイレや居場所などに、金属的な素材で作られた製品を用いてはならないとの教えがあります。また、学術誌「ジャーナル・オブ・フィーライン・メディシン・アンド・サージェリー(Journal of Feline Medicine and Surgery)」に掲載された論文によると、一定の年齢の猫は、ある種の甲高い大きな音で発作を起こす可能性があるとの研究結果が発表されています。たとえば、鍵の束をチャリチャリ鳴らす、アルミホイルをクシャクシャ丸める、金属製スプーンで餌の皿をカンカン打つなどの音が発作の誘因となるとのことです(AFP BB NEWS,2015.4.28)。

猫鍋の素材は、天然由来の素材で作られた製品 (土鍋や石鍋など)を選ぶべきです。

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